寝たきりの身体になったとき!こんな機器の寝台があれば!
それは、寝たきり疾病者介護用「ナーシングベッド」です。
当機器力寝台ナーシングベッドは保温・保温空調装置により無着衣で臥床するものです。ただし、着衣・肌掛けなどの使用も空調の解除・加減の操作により支障ないものです。
いまは、深刻な介護人不足、さらには、介護人による増加する高齢者虐待という悲しい問題にも至ります。
寝たきり疾病者の介護は、動けない重い身体の移動とその移動補助などの重労働に加えて厄介な汚れ仕事が大変です。何とか楽に成したい、出来れば避けたいこれらの作業と手間数に代わってくれる機器力が欲しいものです。
老衰・重度障害で寝たきり疾病者の介護には、いままで様々な機器が採用されています。
しかしながら、介護人の身を削るような肉体労働による人手主流介護は変わることなく、世界に誇る我が国の科学技術カには、深刻な高齢社会の介護問題への対応度合と貢献的実績は見え難く、甚だ遺憾な実状であります。
わが国の産業・学術面の科学技術力が、利潤追求と競争主義から生活実用面を見落したり見捨ることなどなく調和良く配分されて、より社会に貢献していただきたいものです。
そして先ずは、寝たきり疾病者の介護を人手主力から機器力に転換して改善することを優先してもらいたいものです。と願わざるを得ません。これは我が国に於いて技術的には難度のないもので、社会的な問題意識で叶えられるものと言えるものです。
一寸、脇道ながら
提案者は昭和5年、西暦1930年生まれで、戦争で人手不足、物不足から僅かな雑穀にサツマ芋の蔓と葉入りの雑炊を啜って飢餓を免れていた時代を経てきた者ですが、その悪夢から時を経ること60余年にして300万人を越える生活保護費受給者・20代~50代未婚・無職者数は162万人などとの新聞報道には暗澹とさせられています。
そして、せめて末期はいい介護に恵まれたいものとの深い念願に至ります。
![介護イメージ](img/image01.jpg)
人手主力のいまの介護は
出張移動浴槽・ベッドから浴槽への人体移動運搬機器など、現在の介護関係機器類は、大小の仕掛けともにかなりの人手を必須して、人を振り回す機器のようにすら思えるのが実態です。
この不満足な機器と、人手投入過大の介護作業をほぼ全面的に機器力に代えて寝たきり疾病者の安寧と介護人が重労働に難儀する問題を解決したい願望がこの提案です。
心身の安楽に欠ける
寝たきり疾病者の気兼、躊躇、羞恥の心身は安楽ではありません。また、介護の重労働と受持担当過大な悪条件から、介護者もまた心身安楽とは全く言い得ません。
老々介護
寝たきり疾病者の介護は大変な重労働であります。加えて在宅介護では老々介護など足腰を痛めている介護人は後を断ちません。
国は20年ぶりに“介護職員の腰痛予防”の指針を見直すようですが、アシモ君や、はやぶさ、京速度コンピューター等の高技術結晶の片隅に当提案への注目をも願いたいものであります。
人手難
人手頼り介護の人手不足も問題です。病院や介護施設の介護にはそれなりの人手を用意して対応しなければならず、受け入れ制限が通常化している現況から不満足不安定な在宅介護の増加に転化されています。
提案は、寝たきり疾病者用の介護用機器力寝台、ナーシングベッドです。
この介護用寝台、ナーシングベッドの機器による仕組みは、排便と洗浄処理一入浴と体の拭き乾かしを同一ベッドの中で身体の移動なく済ませる介護用ベッドであります。
しかし、これは寝たきり疾病者に必須の衛生面の多大な人手を機器力に転換した介護用ベッドでありますが、我が国の技術界と産業界にとっては難易度のない安易な事案と思えるもので、言わばハイテクならぬ言わばローテクシステムとも言うべきものであります。
要は高齢疾病者、重度障害者の介護に於いて、介護者の難儀解消と被介護者の安心を考慮し、さらに介護人不足問題の解決という観点で、産業界がナーシングベッドの有益性にご注目をなされてこの製品を世に広め社会貢献に尽くされることを願うものであります。
上1図~6図の他の 稼働ディテール図・稼働詳細説明はニーズ時に追記。
ナーシングベッドの効力
○省力化
介護で難儀なのは排便と入浴でありますが、いまの人手主流の対応では甚だ非効率、そして難儀な重労働作業が繰り返されています。
この人手頼り実情をご提案の機器力に変えて重労働を解消します。
特に介護施設では介護人一人当たりの疾病床担当数を飛躍的に増やせますから、人手不足を解消します。
一般家庭においては老配偶者でも、パート持ちの主婦でも重労働から解放された在宅介護ができるようになります。
○衛 生
機器力による排便・失襟の始末は徹底洗浄により、所謂汚れ仕事とは無縁になり、万全の衛生を確保します。
入浴も必要時に機器操作で人手をかけず、いつでも心身をリラックスさせ楽しむ入浴が出来ます。
また、排便、入浴は疾病の程度により疾病者自身による始末が可能であります。
○被介護者の尊厳保持
赤子のようにオムツ肌着等の排泄処理の世話を受ける疾病介護者の心境は、身の不遇を嘆くばかりか、その恥辱感はまさに察するに余りありということで、身体動作不能、言語発声不能等の境遇に重なる新たな心へのダメージは最小限に押さえたい問題であります。この問題に提案のナーシングベッドは丸々対応いたします。
寝たきり疾病者の方には、直せる身体も、直せない身体もあることでしょう。
この提案は、決して疾病者の寝たきりのままを奨めるものではないことをお断りしておきます。
設備機器と管理上の必須条件
介護管理面
1.寝たきり疾病者が裸体で臥床する寝台であること。(タオル等肌掛け使用は勿論OK)
2.停電時の人手介護へ切り替えのため、安全管理上から全くの無人にはできないこと。
停電と空調装置故障時の警報音装置付
給排水光熱設備
1.上下水管連結 給水
2.ガス管連結 給湯
3.電気連結 多数の機器類電源
4.機能
ベッドは四面を箱型等の気密仕組みで、頭部以外の胴体・手・足を空調保温保温して裸体のままの臥床を可能とし、何時でも 排泄、入浴を可能とし、爾後は電動温風により身体を乾かすシステム機器付寝台です。
使用できる例
○身体不随でも意識が正常な疾病者は、自らのリモコン操作で排便が出来る。
○身体不随軽度の場合は寝台内部への空調無用として、ベッドの被覆蓋を常時除外して、普通に夜具を用いる使用方法とし、排便と入浴時にはこのベッドの利便を得ればよい。
○停電時には施設等では自家発電への切り替えで対応出来るが、一般家庭では短時間をこのベッド専用の小型蓄電に頼る方法となるが、いずれも長時間の停電を想定して着衣と布団ほかの夜具に換えることであり、不足の事態のために寝たきり疾病者を一人残しての他出などは絶対禁物です。
気になる記事から厚生労働省調書
○特養老人ホームなど介護施設職員による高齢者への虐待件数
2011年度 1 5 1件
家族親族による虐待件数は 16599件
認知症による意志疎通を原因とすることが多いようですが、排泄、入浴の手数が減ることは、虐待解決への一因として寄与するではないかと、思われてまいります。
20年前の報道で、我が国の寝たきり老人の数はやがて1 0 0万人になり、それはさらに増加の一途とあったのを記憶していますが、その後の情報やデータは分からないものの、特に善処されているとか好転しているとは思えない中で、高齢化は世界の課題でもあるようですから、介護に役立つ機器力の導入は、広く必要な段階にあるものと思えるところであります。
今の生活格差の皺寄せは、仕事と所得と結婚に縁の薄い貧乏人過多から子孫が細り行く凋落国家となるとともに、高齢者を支える家族も介護者も存在しなくなります。そういう不幸せは政治的に避けてもらい乍ら、介護人の一片を担う介護機器力の実現が待たれるところであります。
提案のナーシングベッドが我が国で早々に製造され実用化することを切望しています。
なお、本提案を知ったある企業が、空調を欠いた排泄と入浴部分を採りいれた寝台を自社開発として製造販売に乗り出しましたが、1台も世に出ませんでした。
それは当提案の省力システムを全うせず半端に部分的取り入れでシステム効果を欠いて作った失敗例ということであります。
本提案はそういう例を踏まえた点からも、提案のシステム機能の一部でも欠落は非とするシステム製作の提案であります。
![村上昭吾](img/murakami_photo.jpg)
村上 昭吾
〒982-0823 宮城県仙台市恵和町32-15
TEL 022-228-7025
出 生 昭和5年生 黒髪多く健康体
職 歴 元銀行員 前建設業
一級造園施工管理技士・一級造園技能士
一級園芸装飾技能士・二級建築士